スーツの極意教えます
スーツの極意教えます
スーツ・ネクタイ・シャツ・シューズ
スーツスタイルには欠かせない限定的な4点の要素で成り立ちます
しかしながら、その組み合わせは無限です
そこに興味がある方へ極意を教えます
『スーツは第2の皮膚である』このフレーズは耳にされたことがあると思いますが
此れはルチアーノ・バルベラ氏そしてブリオーニCEOのウンベルト・アンジェローニ氏が残したフレーズです
”着ている事を感じさせない”というのがその真意である
スーツスタイルにおいて最も重要なのがフィッティングということ
最良のフィット感を実現できた時に現れるシルエットこそが、美しいスーツ姿を生み出します
=コーディネート=
まず必要なのは、どの様なスタイルを目指したいのかを明確にすることです
英国ジェントルマンスタイル・イタリアンスタイル
※イタリアンスタイルにはモーダスタイル、ローマンスタイル、ナポリスタイルなど色々ありますが此処では大きく捉えます
ネクタイについて言えば、英国においてストライプ(レジメンタル)は軍隊やクラブの所属を表し、
イタリアにおいてはネイビーのピンドットは最もエレガントと言われている
シャツ生地にしてもブロード織のコットンが最もフォーマルな素材であるのに対し、
オックスフォード織りなどはスポーティでカジュアルな素材と位置づけされている
様々な属性を理解して上で正しいスーツスタイルを自分のモノとするのが賢明な選択です
★シューズについては別の機会に深堀して特集を組みたいと考えています
=バランス=
サイズバランスにも様々なディティールとアイテムの関係性があります
ポピュラーなのは、顔の大きさをVゾーンの深さで調整する、簡単なのはフロントボタンの数で決める
顔が大きいと気にされている方は、1つボタン又は2つボタンでVゾーンの深いものを選択すること
逆に顔の小さい方は深すぎるVゾーンのジャケットを着ると貧弱に見えがちなので避けた方が無難です
次に覚えておくべき点は、ジャケットのラペル幅(襟幅)とネクタイの関係性です
ラペル幅の細い(ナローラペル)ジャケットにはネクタイもその幅に合わせたコーディネートは鉄則です
逆の場合も同じく幅広ラペルにはネクタイ幅の太いものをコーディネートしないとアンバランスでぎこちない雰囲気に陥ります
『装うという行為も、他の行為と同じく知識と練習が必要』というように、先ずは正統的なスタイルを実践することから始めて貰いたい
そのうえでトレンドを取り入れたり、遊び心を盛り込んでいけるようになれば、どんどんスーツスタイルの幅も広がり”お洒落”と呼ばれるようになる筈です