ボルサリーノとマリアージュ
『このボルサリーノに合わせて
あなたにとって1番格好良いというものを
全てお任せするので作って欲しい』
この様な依頼を頂きました
心地よいプレッシャーを感じながらも
楽しみながら
先ずは生地選び
お勧めしたのは
ロロピアーナSuper130S’ソラーロ
ソラーロとは
【ソラーロはもともとヨコ糸をカーキ、
タテ糸を赤で織られている生地のこと】
デザインはつい最近自分用で試した
1ボタンピークドラペル
古き良き時代のクラシックなデザインから
最新のエッセンスを加えた
Sartoria Amalfiモデルで決定
ジャケットディティール
1ボタン
ワイドピークドラペル
ハンドステッチ
バルカポケット(胸)
両玉縁(縫止め)ポケット(腰)
サイドベンツ
本切羽(4個重ねボタン)
本台場
フロントカッタウェイ
上衿ヒゲ付
ベスト
6x5ボタン
ハンドステッチ
両玉縁(縫止め)ポケット(腰)
パンツ
ワンプリーツ(アウトタック)
テーパードシルエット
裾ダブル(カブラ幅4.5)
まだまだ上げるときりがないので
この辺りで止めます
シャツは
カリビアンコットン
オックスフォード織をチョイス
勿論カラーはピュアなホワイト
襟型はホリゾンタルワイドカラー
フロント裏前立て
胸ポケットは無論なし
スーツのサイジングはストイックに攻めたので
シャツもジャケットの中でたわまないように
ジャストサイズに仕立てる
シューズは洒落た遊び心を優先し
ダブルモンクストラップ
勿論グッドイヤーウエルト製法を採用
レザーはベージュ系でアンティーク加工
レザーソール(フロントラバー加工)
ピッチドヒール
左の小指付け根がいつも痛くなる
そんな悩みをお持ちでしたので
つくり手に伝えてラストの補正で解消
ネクタイ
DOLCEPUNTA(ドルチェプンタ)
大剣と小剣がハート形が特徴のプリントタイ
爽やかさを出したかったので
綺麗なグリーンを選択
トータルコーディネートの締めは
ナチュラルカラーのボルサリーノ
今回のテーマは
イタリア車マセラティから降りて
絵になるスタイリング
そしてボルサリーノとのマリアージュ
信頼されているが故
求められている少し上を行ってこそ
私の存在価値があると思っている
コロナ禍で大変な時に
この様なご依頼を頂ける喜び
感謝と共にまた一歩を踏み出したい
Amalfi, Onishi
AMALFI,INC.
モデリスト Masanobu,Onishi
OSAKA AMALFI ORDER SALON
大阪市中央区南船場2-10-27 KAZU.IT.BLDG 8F
営業時間 平日 11:00~19:00
お問い合わせ先 06-4708-4856
Email info@amalfi.co.jp