Super200’Sって一体なに?
前回の衝撃的なトピックス!
500万円のコートが存在するというお話でしたが
既製服(プレタポルテ)でも100万円以上のスーツも存在します!
それでは続きまして
スーツに1番良く使われるウールについて少し触れますね
ヴァージンウールを耳にされたこともあると思いますが
「ヴァージンウール」とは、製品にされたことのない、羊から刈られて初めて製品になる羊毛のことです
とても柔らかくウール素材の中でも最高級とされています
ヴァージンウールは、再生羊毛と違い、羊毛が持っている本来の油分やウール独特の柔らかさをそのまま体験できます
上質な分肌触りが違いますし、上質な素材を身につけることで漂う大人なオーラは格別です
そこで次に皆さんが気になるウールの番手について触れたいと思います
「こちらはスーパー100’Sのウールを使用しているスーツです!」この様に接客された覚えはありませんか?
スーツ生地のスーパーという表記は、だいたいSUPER 80’Sから、10刻みでSUPER 90’S、SUPER 100’S、SUPER 90’S、SUPER 110’Sと大きくなっていく
原毛の繊維が細くなるとSUPERの数値が上がる
極細番手13.0ミクロン⇒SUPER210’s
この様な生地を使用してスーツを仕立てれば極上の着心地を味わえる分、100万以上の高額スーツになりますがパーティーなどでは、奥行きのある光沢とひと際オーラを放つ事には違いありません
当然のことながら繊維が凄くデリケートなので皺にもなり易く、当然電車でもまれ、車のシートベルトで擦れればアウト!日常使いするようなアイテムにはなり得ません
日常的に着用されるスーツの場合SUPER100’s~SUPER120’s位の生地をお勧めしています
SUPER80’s 19.5ミクロン
SUPER90’s 19.0ミクロン
SUPER100’s 18.5ミクロン
SUPER110’s 18.0ミクロン
SUPER120’s 17.5ミクロン
SUPER130’s 17.0ミクロン
SUPER140’s 16.5ミクロン
SUPER150’s 16.0ミクロン
SUPER160’s 15.5ミクロン
SUPER170’s 15.0ミクロン
SUPER180’s 14.5ミクロン
SUPER190’s 14.0ミクロン
SUPER200’s 13.5ミクロン
SUPER210’s 13.0ミクロン
次は生地メーカーについて少し掘り下げたいと思います